音楽都市『MIDICITY』―――
音楽を制する者が王として君臨する都市である。
トップスターを目指す若者達が、名誉の為、金の為、夢の為…
目的は違えど、仲間を集めバンドを結成し、音楽活動をしている。
そんなMIDICITYの片隅、Under North Zawaに位置する、
弱肉強食の無法地帯・区立DO根性北学園!!!4校が統合したこの学園には各校の番長が集結して、毎日のように学園内でケンカを繰り広げていた。
弁当屋の孝行息子ヤス、ファッションヤンキーのハッチン、入退院で留年を重ね成人しても高校生のジョウ、狡猾な知略で生徒会番長にのし上がった外道な双循の4人は、しびれを切らした校長のユーダスから、卒業したければ社会奉仕活動としてバンドを組むように命じられる。こうして、どこっと誕生した最凶の4人によるバンドが「DOKONJOFINGER(どこんじょうふぃんがー)」、通称「どこゆび」なのであった!
ある日、ヤスが弁当の配達の為訪れたとあるBar、敏腕弁護士のリカオ、元キャリスマ美容師のジャロップ、人気ブロガーのクースカ、耽美なバーテンダーのウララギたちが居た。とっても大人な彼らの雰囲気に戸惑いを隠せないヤス。しかも4人は後日、ユーダスが雇った特別講師としてDO根性北学園に現れる!文句を言いながら職業訓練の授業を受けるどこゆび達であったが、授業の最後、特別講師たちによるライヴを目の当たりにすることとなる。リカオたちもまた「Yokazenohorizon(ヨカゼノホライズン)」というバンドなのであった!
一方その頃、郊外にあるUnder DA港に停泊する黒い船から現れたのは「Kuronoatmosphere(クロノアトモスフィア)」の919(ナイク)と151(イコイ)。すべての音楽を黒く染めるためMIDICITYに訪れた2人は、DO根性北学園で、世界でも稀少な種族・不死鳥族のジョウに目をつける。ジョウの命の次に大事な「お薬手帳」の運命やいかに!?
ライヴもケンカで中断してしまうほど纏まりのないどこゆび達は、ひとつになって音楽の力をどこっと爆発させることができるのか?
そして151が探す、裏組織を抜けてこの街に潜伏しているという謎の男の正体とは…?
バンドマンに憧れる少年・ロッカーが見守る中、それぞれの想いと共にいくつもの運命が絡み合い、かつてない音楽バトルが繰り広げられる…のか!?
よろしくおねがいしまーーーーす!!